以前より気になっていた、なるせ加工研究会の完熟トマト桃太郎手づくりケチャップソースを食べてみました。

なるせ加工研究会とは
なるせ加工研究会とは、東成瀬(ひがしなるせ)村周辺の地元農家のあねさんがだ(お姉さんたち)や、あばがだ(お母ちゃんたち)が中心となって、地元で採れる農産物を使ってさままな加工品の開発に取り組んでいる頼もしいグループです。
本拠地となる東成瀬村は、秋田県でも東南東に位置する宮城・岩手との県境にある村で、冬は県内屈指の豪雪地。そして夏は日中と夜の寒暖差が大きいところで、これにより、美味しい美味しい完熟トマトができあがっているそうです。
直売所でもこのように売られてる。9月訪問時の写真なので夏の盛りは過ぎていますが、それでもこの色ですよ。この値段ですよ。麗夏!!
完全無添加。食を気にするママたちに特に大人気。
まずは後ろの原材料名を見てみましょうか。
トマト、りんご、玉ねぎ、生姜、ニンニク、コショー、唐辛子、塩、穀物酢、砂糖。。全部、自分でも用意できるものだけだ。

ちなみにこのケチャップ。200g入りで530円と、お安くはありません。スーパーで安売りで売ってる大手メーカーのケチャップが、2~3本は買えてしまうお値段です。
直売所に買いに行ったとき、研究会員(加工者)のおばちゃんも「そう、高くなっちゃうんだよね~」と笑っていました。
「でもね、子どもにできるだけ安心なものを食べさせたいってお母さんとか、よく買っていくよ」とのこと。わかる…。
トマトソースは家で作ってしまう私ですが、ケチャップはハードルが高いのでした。以前読んだ料理本に手づくりケチャップのレシピがあり、それには「3~4時間煮込む」と。はい、挫折…。
トマト缶でなく畑で採れたトマトでソースを作るとわかりますが、とにかく水分が多いんですよね。じゅわじゅわと、真っ赤なトマト汁。そこからトマトソースにまで煮詰めるだけでも結構時間がいるのに、その先の濃厚ケチャップ。
これはもう、なるせ加工さんにお願いするのがよいです。
と言うわけで私も一本買ってきました(一本かよ!)
力強い完熟トマトがぎゅーーーっと濃縮されてる
さて、開けてみるとこのとおり。
見た目からも予想できますが、トマトソースのさらに濃縮された感じです。
自分で作るトマトソースは赤オンリーだけど、これはもっと濃い色が出てる。
開封後は要冷蔵とあります。買うときに「冷蔵庫なら1ヶ月は持ちますか?」と聞いたところ、あばがだ(お母ちゃん方)2人が揃って「う~~~~ん…」「そんたにおぐごどなねおのな(訳:そんなにおくことなんて、ないものね)」。
なので、トマトソースなどと同様、とっておきたいなら小分け冷凍がおススメらしい。
真っ赤だなー。真っ赤だなー。
これ一つで、パスタにピザトーストにポテトに…ということでしたが、一番のおススメはケチャップとチーズを乗せたトーストだって。
しっかりと濃い味がついている&濃縮されているので、トマトソースのようにこんもり乗せると多分しょっぱいです。あくまでケチャップを塗る感じに薄く、で十分かも。
気合いと情熱入りすぎて少し焦げた。(写真よりもっと少量のケチャップでもいいと思う)
お味は言わずもがなトマトです。濃いトマト。ぎゅうぎゅうに詰まったトマト。そこににんにく・しょうがやスパイスの味も合わさって、パンチのあるトマト。
食べると、さー今日も張り切って行こう!と気分があがります。完熟トマトってそういう力があると思う。生命宿るトマトは、加工されてもなお生命力が溢れていました。
ケチャップは牛乳瓶みたいな瓶に入ってるのですが、口径が狭い&高さがあるので、先が小さめ&柄は長めのスプーンがあるととてもいいでしょう!
ぎりぎりまですくい取ったが、まだ少し残ってる…くやしぃ。
まとめ
- 東成瀬村のトマトは、大きな寒暖差が作り出す素晴らしい産物
- そのトマトでできるケチャップだから、美味しい以外に言葉が見つからない。トマトの生命力をいただこう。
- さっとパンに塗って、チーズを乗せて焼くのが特に美味しい
- 残ったら冷凍→自然解凍で食べよう
- 柄が長く先が小さいスプーンを用意すべし
直売所の様子は、こちらでどうぞ。