「稲庭うどんを本場で食べたい!」
または
「紅葉見に県南部に行くから、ついでに稲庭うどんの店にも行こう」
などとお考えで稲庭の地を目指す方は、皆さん佐藤養助 総本店に行かれるものと存じます。
国道398号線から、一歩奥まった所にでーんと建つ総本店。
道路に面した駐車場と、建物横に長く伸びた駐車場には端から車がずらーり。ツーリングのバイクもずらーり。
こ、この繁盛具合…やだあ、楽しみ!!
お店に入る前から、混雑する駐車場を見るだけで胸は高鳴るんですが、この高鳴る胸をさらに高鳴らせに、ぜひぜひお立ち寄りいただきたいところがあります。
それがここ。稲庭城。

稲庭城の記事はこちらでも書いているので、城ってどこにあるの?どうやったらいけるの?などの疑問はこちらをご参照ください。
ちなみに、佐藤養助総本店から車で1~2分、国道398号線を走れば着きます。
城の中には、稲庭うどんに関する展示
稲庭城は今昔館(こんじゃくかん)とも呼ばれていて、館内には地元の伝統産業に関する展示の他、昔のあれこれも展示されています。説明が大ざっぱすぎてごめんなさい。
入ってすぐのところには稲庭うどん。※ここで販売はしていません。
稲庭うどんって、佐藤養助だけじゃないんですよ。
養助商店以外にテレビCMで聞いているのは、無限堂、寛文五年堂あたりでしょうか。
他にも、後文、稲庭古来堂、佐藤養悦本舗…書ききれませんので続きはこちらで。
稲庭古来堂のうどんの箱。
これ、私の祖母が内職で折っていたなあ…。
館内の展示物を楽しみながら2階に上がると、また稲庭うどんのコーナーがあります。
ここでは、稲庭うどんがどのようにして作られるかが展示されています。
この状態から始まり

途中をいくつもすっとばして、最後の一枚を。

この工程の展示を眺めていると、なんだか稲庭うどんが食べたくなってきます!
というか、そもそも稲庭うどんを食べに稲庭に来たんだったな!
稲庭うどんその他もろもろの展示を見終えて、お城の外に出ます。眼下には稲庭のこの景色。
ここが稲庭うどんの里かあ。ごらん、うどんの材料にもなる麦畑が広がっているよ。
見えているのは麦畑じゃなくて全部田んぼなので、テンションあげすぎて勘違いしないでくださいね。
下山、そしていよいよ総本店へ。
駐車場で再び車に乗り込んだあなたは、佐藤養助総本店へ向かいます。
そこまでの1キロちょっと、お世辞にも広くて走りやすい道ではありませんので、ゆっくりした速度で車を走らせます。
その間、道路の両脇あちらこちらに、様々な製造元の名前を見るかと思います。
ああここは、本当にうどんの里なんだなあ~と思うことでしょう。そしてますます、稲庭うどんが食べたくなることでしょう…!
そうして総本店に着いたら、ひしめく車や店内に列を成す人々を見て、また胸が高鳴るのです。
どうぞ美味しい稲庭うどんを召し上がってください!
番外編:見て欲しい風景がある
総本店は、南北に走る国道398号線と、そこから西に伸びるまっすぐな道でT字路になっているところの角にあります。
西に伸びる道は、その先の川に向かってぐーんと大きな下り坂になっています。自転車で上るのは息が切れるほどの坂です。
そこからの眺めもまた、いいです。田んぼと川と、大きい道路と橋と、橋の向こうの山で構成される景色です。
この坂を下った先に岩城橋という橋があるのですが、その橋を渡る手前を右折すれば、そのまま堤防沿いを走って湯沢市街地方面・横手方面へ迎えます。
右側に田んぼ、左側に川を見ながら走ることができますので、ぜひその道もチェックしてみてください。
まとめ
- 稲庭うどんを食べに稲庭に行くなら、その前にぜひ稲庭城へ
- 稲庭うどんは、養助商店の他にもいーっぱいあるんだよ
- 稲庭城経由で、さらに稲庭うどんへの期待が高まります
- 総本店横から西に伸びる道路を通って、いい景色も見てね
総本店の売店には、当然ながら養助商店のうどんしか置いていないでしょうが、他のお土産やさんなどで稲庭うどんを手に取るときは、ぜひ製造元も見てみてください。いろんな会社が、がんばってます!