秋田てくてく*南南東

秋田に移住した主婦が、横手・湯沢・その周辺のことなどを書きます

無知識・無計画で行っても100%楽しかった。蔵史めぐり@増田

2017年8月27日(日)、横手市増田地区(旧増田町)にある中七日町通りで、蔵史めぐりという催しがありました。

「蔵史」と書いて「くらし」と読ませるこの催しですが、一言で説明するとこの地域にある国指定重要文化財とかあれこれ無料で見せちゃるからおいでっていうものです。

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「国指定重要文化財」とか「歴史」とか、実はほとんど興味のない私ですが、先日りぼんふろく展を見たのをきっかけに、「このエリアって、実はやっぱり面白いのでは?」と思い、そこにきて無料であれこれ見れるというもんだから、やってきた次第です。

内蔵の町。中七日町通り。

中七日町通りは、増田の中心部を南北に約420mほどある通りで、この中で行われる増田の朝市が割と有名らしいです(行ったことないけど)。

この中七日町通り、『くらしっくロード』という愛称もあります。くらです。蔵。

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イベント当日の写真です。通りの端から撮影。写真を見るとどこに蔵?と思うかもしれませんが、蔵は外からは見えません。

ここは、雪国独特の作りで、建てた蔵をさらにすっぽりと建物で囲っていて、この通りに建つ家々の奥に、蔵がひそんでいます。

 

内蔵についての詳細は、こちらの記事が勉強になります。

伝統的建造物群|増田~内蔵のある町~

 「蔵史めぐり」ってこんな太っ腹な催し

この通りには三十弱の蔵があるのですが、無料公開している蔵/有料公開している蔵、また蔵の内部まで見学可能な蔵/内蔵外観だけ見学可能な蔵、などと、公開のされ方は様々です。

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※なんでこんなに画像が見にくいかって、私がパンフレットをスマホカメラで撮影しただけのものだからです。

普段、有料公開されている蔵を見学するには200円(蔵によっては300円)がかかりますが、なんと今回開催された蔵史めぐりでは、公開されている26棟すべてを無料見学できます。太っ腹!所有されている方々に感謝。

 

今回で12回目の開催となるこのイベント、去年までは10月に行われていて、無料ではなく全蔵見学可能な共通券が500円で販売されていたそうです。

無料になったのはなんと今年が初めてのこと。なんてありがたい!

 

例年のように、10月秋空の下での散策はとっても気持ちがよさそうですが、秋の気配を少し感じ始めた8月下旬の散策も、風が気持ちよさそうですよ

ってこれがまた、当日めっちゃ暑かった 

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8月下旬と言えど日中はまだ夏。影の色も濃く、カキ氷の旗に吸い寄せられるように人が動いているような。

 

通りの様子

この日のイベント開催時間中(9:00~16:00)は、蔵のある通りが歩行者天国になります。私は14時頃に行ったのですが、まあまあな人手で、決してすれ違う人とぶつかるような感じではありませんでした。
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サイサイ囃子が披露されていました。いい雰囲気。

 

駐車場は12箇所(!)も設置されていましたが、運よく会場に近い場所に止められました。

前日は大曲で全国花火競技会があり、全国から人が集まって76万人もの人出になっています。そこからの流入を期待して、蔵史めぐりもこの日の開催になったという話を聞きましたが、実際どれくらいの人が来てくれたんでしょう…

とりあえず、通りですれ違う人、蔵の案内人に質問してる人の言葉を聞く限りは、みーんな秋田弁でした。

 

では、すこし写真を・・・。

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もちろん中も見せていただきましたが、内部の写真を撮っていいかどうかは迷うところで(スマホや一眼レフで撮影してる人もいました)

 

最初は私も「『撮影禁止』ってプレートも貼ってないし、撮っていいんだあ」と思っていました。けれどこの場所って、今日はたまたま公開しているだけで、展示物・展示場ではないんですよね。あくまでその家々の日常であり、歴史であり、財産であり、神聖な場所。

というわけで、しっかりと目に焼き付けてきました。

いつも買ってる昆布のこの店だって、内蔵があるんだよ、あったんだよ。何回も来たことあるのに、まさかそんなだって全く思わなかったよ。

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店内では蔵出しぺこちゃんなるものも沢山展示していました。昆布とぺこちゃん…

まちの駅 福蔵(旧佐藤與五兵衛家)

建物内部や蔵の中が撮影可能な場所もあります。現在「まちの駅 福蔵(ふっくら)」と言う名前で運営されているこちらでは、雪国の伝統食干し餅を始めとしたお菓子が売られていたり、コーヒーやぜんざい・そばをいただくこともできます。

入り口にいたお店の人に撮影可能か聞いたところ、「どーぞどーぞ、蔵の中もどーぞ撮ってください」と勧めてくれました。

 

中は広々。入ってすぐにイートインスペースがあります。写真の奥に、蔵が少し見えています。
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イートインスペースを抜けると突如、蔵。

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へええ。

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へえええ。

f:id:yamadayukonet:20170829143922j:plainへええええ。

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これ、何に使う道具か知ってますか?田んぼで使うヤツだよ(今はもう使う人ほとんどいないと思いますが)f:id:yamadayukonet:20170829143925j:plain

 

蔵を背にイートインスペースを撮影

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案内がとっても充実&好印象

今回は年に一度の催しだからか、それぞれの公開家屋の前では地元中学生が「こちらでは○○がご覧いただけます。ぜひお立ち寄りください~」なんて案内をしてくれてました。

それを参考に中に入っていくと、通りではまばらだと感じた人がたくさん立ち寄っていて、専属案内人さんの話を聞いていました。

団体さんは見かけなかったですが、どの蔵にも10人前後の人は常にいたと思います。

 

おいこら、じいさん

公開されている蔵は「国登録有形文化財」「国指定重要文化財」「横手市指定文化財」となっているものも多く(違いが気になる人は、自分で調べてね)つまりはどれも大事なものなんです。

展示されている調度品や柱、ガラス戸などを触るなんてもっての他。

なのに!まあ、いますわね~。欄干をベタベタを触るおじいちゃん。

「すみません、内部には手を触れないようお願いします」と案内人さんが言うと、

ちょすなどや!(訳:触らないでくれってよ)」と隣にいる奥さんに言いながら、それでもなお触り続けるじじいおじいちゃん。

30代の私が見るより、おじいちゃんにとっては馴染みのある物たちなのかもしれませんが、あくまでも、ほとんどが個人所有の宝物です。マナー大事!!

 

まとめ

今回は乳飲み子を夫に預けての訪問だったので、滞在時間1時間ほど。これが実に惜しかった。間違いなく来年も行きます。半日コースだ!

もうすでに、早くまた行きたいと思う理由を以下に挙げておきましょう!

  • 蔵についての知識がなくても、蔵それぞれに案内人がいるので、説明を楽しく聞ける(聞いていて、小難しい話は一切なかった)
  • 年に一度の催しで普段より格段にお客さんもいるので、それぞれの家屋に入っていきやすい。※中学生の案内もあったしね
  • 建造物にさほど興味がなくても、入ってみたらすぐに引き込まれる。見ていて楽しい。
  • 見ているだけでも十分楽しい。歴史が好きならなお楽しい。
  • 途中途中に甘味どころや物産店があり、それもまた楽しみ。
  • 端から端まで歩いても500mない距離なので、何往復でもできる(最初にここに行って、次はここで…という計画は不要)
  • 歩行者天国になるので、ゆっくりぶ~らぶ~らと街中を歩ける。

 

今回私が見たのは以下の通り。

旧石田理吉家~佐藤こんぶ店~日の丸醸造株式会社~旬菜みそ茶屋「くらを」(旧勇駒酒造)~まちの駅 福蔵(旧佐藤與五兵衛家)

 

できるだけ多くの蔵をさっと見てまわるつもりでいたのですが、入ってしまうと一つ一つが面白くじっくり見てしまって、気付くとけっこう時間経ってるんですよね。えっ、もうこんな時間!と、後ろ髪を引かれながら帰りました。

 

このエリアは入ってみたいごはん処・カフェも複数あります。途中でランチをはさみ、さらにまた途中で冷たいスイーツも楽しもうと思ったら、間違いなく半日コース。

今から、来年の蔵史めぐりが楽しみです。

 

↓このエリアに、中七日町通りがあります。ぜひ、行ってみてください。

 

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